大相撲
日本の国技である相撲。
その中でもプロの相撲界を大相撲と言います。
大相撲の場所には、
相撲の普及活動のため力士が地方を回り取り組みを披露する巡業、
技量審査に基づき番付の昇降や給料の変動がある本場所の2種類あります。
中でも本場所は、年6回、奇数月の第2日曜日から15日間開催されており、
NHKの放送やAbemaTV等で見ることのできる場所となっています。
以下の写真は、横綱大の里による横綱土俵入りです。
好きな理由
単純に面白いからです。 僕は、普段は 大相撲本場所と高校野球・プロ野球と大学ラグビー・ラグビーリーグワン を見ますが、ダントツで大相撲本場所を見るのが好きです。 たまたま幼少期から祖父母と住んでいたという影響はありますが、 うちの家族は全員相撲観戦を好んでいます。 中々相撲をご存じない方からは「渋めだね」と言われますが、 実際見てみるととても面白いと思いますよ。 相撲の魅力は、 ルールは実にシンプルながら心技体の精神を色濃く反映したとても奥が深い競技 である点にあると考えています。 取り組み1つ1つは10秒以内に勝負が決まる非常に短いものが多いですが、 多彩な技が土俵で繰り広げられます。 1つの取り組みで勝負が決した際の技を決まり手と言いますが、 決まり手は、全部で82種類あります。 それくらいの技があると思っていただけるといいと思います。
番付とは
大相撲では番付というものがあります。 場所ごとに前の場所の成績を踏まえて編成され、 力士は番付を上げるために場所で勝ち越すことが重要となります。 大相撲を知らない方も、 番付を知って少しでも大相撲に興味を持ってほしいと思います。
実際には、上から順に、 幕内、十両、幕下、三段目、序二段、序ノ口(前相撲は番付外なので除外) とあるのですが、 ここでは、テレビ放送のある幕内を重点的に説明します。
横綱
幕内力士の中で最高位の番付です。
大相撲、相撲協会の看板と言える存在です。
大相撲の長い歴史の中でまだ75人しかいません。
本場所や巡業で
力士の存在感を示すための重要な儀式である
横綱土俵入りを行います。
横綱は、毎場所優勝をすることや
優勝争いに絡むことが求められる地位です。
一度横綱に昇進すると大関に落ちることはありません。
しかし、成績不振で横綱としての責任を果たせないことがあっても
番付が下がることがないため、弱くなったら引退するしかありません。
番付が降下しないことは逆に苦しいことなのです。
横綱に昇進するためには、
大関の地位で、2場所連続で優勝
またはそれに準ずる成績を残す必要があります。
大相撲界の最高階級である幕内で連続優勝するわけですから、
相当な力が必要とされます。
現在の横綱は、
豊昇龍
大の里
の2人です。
大関
横綱の下、関脇の上の幕内力士です。
三役の最上位でもあります。
横綱に次いで、
大相撲、相撲協会の看板と言える存在です。
横綱の次に強い番付なので、
本場所では、2桁以上の白星(10勝以上)を挙げることが
望ましいとされています。
大関に留まるには、最低勝ち越しをし続けることが必要となります。
カド番でなければ、1場所で降格することはないため、
力士によっては長い期間大関を務めることもあります。
大関に昇進するためには、
三役(関脇、小結)の地位で、
連続する3場所で33勝以上の成績を残す
ことが目安とされています。
大相撲界の最高階級である幕内で連続優勝するわけですから、
安定した力が必要とされます。
大関の地位で負け越すと、
その次の場所はカド番と呼ばれ、
カド番で負け越すと、
その次の場所では関脇に陥落します。
関脇に陥落した場所で10勝以上すれば、
1場所で大関に復帰することができますが、
達成できなければ、
再度大関昇進するには、
最初の昇進時のノルマと同様、
三役(関脇、小結)の地位で、
連続する3場所で33勝以上の成績を残す
必要があります。
現在の大関は、
琴櫻
安青錦
霧島
の3人です。
関脇・小結
大関の下の幕内力士です。 関脇は三役の中位、小結は三役の最下位です。 関脇以下の幕内力士は、 1場所毎に前の場所の星数によって 次の場所の番付が変動します。 この地位で安定した成績を残せば、 大関昇進が見えてきます。 例えば、前の場所が関脇で6勝9敗なら、 次の場所の番付は小結や前頭上位に転落することになります。 例えば、前の場所が小結で11勝4敗なら、 次の場所では関脇に昇進し、大関昇進への星(目安33勝のうちの11勝)を稼いだことになります。
平幕
横綱と三役(大関・関脇・小結)を除いた幕内力士のことを指します。
役についていない幕内力士という意味で、平幕と呼ばれます。
平幕力士の中にも階級が存在し、上から順に
前頭筆頭(一枚目)、二枚目、三枚目、…、〇枚目(末尾不定)
と呼びます。
場所によっては、平幕の地位にある力士が優勝争いに絡み、
最高成績を残せば優勝することもあります。
幕内に昇進するためには、
十両上位の地位で勝ち越す必要があります。
平幕下位の地位で負け越すと、
その次の場所では十両に陥落することもあります。
幕内に戻るには、再び十両上位で勝ち越す必要があります。
その他
十両以下は、十両〇枚目や幕下〇枚目のように全ての番付が決まります。
幕内と十両は関取と呼ばれ、給料が出ます。
幕下以下には、給料はありません。
手当という形でお金自体は支給されますが、
関取と幕下以下では待遇が段違いなので、
幕下以下は必死に関取昇進を目指します。
逆に、関取は定員が決まっているため、
幕下以下に陥落しないように努めます。
大相撲の本場所は15日間とお伝えしましたが、
幕下以下の場合は、15日間のうち7日間だけ相撲を取ります。
7日間しかないわけですから、
勝ち越すには黒星は3敗以内に抑えなければいけません。
学生や実業団など、
アマチュア相撲で何かしらの実績を残して大相撲に入門する場合、
幕下や三段目付け出しという資格が与えられます。
通常、大相撲に入門した力士は序ノ口から這い上がっていくわけですが、
付け出しの資格があれば、
番付を飛び越えて幕下や三段目から番付に入ることが可能になっています。
上記の理由が複合的に絡み合っているため、
特に幕下上位には元関取や関取目前の力士、学生相撲タイトル保持者
など実力者が揃います。
したがって、関取昇進に向けた幕下上位の争いは毎場所熾烈になります。
最後に
大相撲の本場所は、 NHKの放送やAbemaTV等で見ることができます。 特に、AbemaTVでは、 15日間の序ノ口の最初の取り組みから幕内の最後の取り組みまで 全て無料で生配信されています。 是非、見てみてください。